所在地 | 栄村(秋山郷) |
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歩行開始地点(地図)までの所要時間 | 上信越道信州中野ICより志賀高原経由、または、豊田飯山ICから、2時間〜2時間半 津南駅よりバス1時間+徒歩1時間半または越後湯沢駅からタクシー45分 |
最高到達地点の標高 | 2145m |
参考になるWebページ | http://www.vill.sakae.nagano.jp/docs/211.html |
苗場山は、秘境として人気のある秋山郷の奥、長野県と新潟県との県境にある雄大な山で、百名山に選ばれています。頂上付近が池塘が点在する美しい大湿原になっていて、尾瀬のような「天上の楽園」をハイクできます。夏は「花の百名山」に選ばれている高山植物の花畑、秋は草紅葉や周辺の紅葉の名所です。
ナエバと言うと、スキー場として名が通っていますが、登山コースは、スキー場とは関係なく、適度に険しい道です。コースには一合目毎に標識が立っていて、所要時間も書かれていますが、正確ではありません。
津南駅からバスで「小赤沢」下車、小赤沢川沿いに1合目から3合目まで歩く。または、越後湯沢駅からタクシー45分で3合目登山口へ
駐車場の横から歩き始めます。いきなり巨大なブナやヒノキの木が所々にあり、その根をまたいだりよじ登りながら歩きます。切り株や根の上を歩くのは木に申し訳ない気持ちになります。
4合目の右側の奥に、水場があり、喉をうるおせます。20〜30分歩くと5合目、さらに30分ほど歩くと6合目です。この辺りで左側にシラビソやダケカンバの美しい林が眺望できます。
6合目の先の辺りから傾斜が急になります。滑りやすい岩場や鎖場もあります。標識に書かれている所要時間より実際には時間がかかります。
頑張って乗り切って8合目を越す辺りから、視界が開け傾斜がゆるやかになります。8合目の標識に9合目まで40分と書かれていますが、逆にそれほど時間がかかりません。
狭い急な登りを登ると視界が開け、美しい湿原が見えて来ます。クマザサの道を進み、湿原に入ると木道を歩きます。湿原には、夏にはいろいろな高山植物が、秋には紅葉が楽しめます。湿原を横断して再び林の中を行くと、山小屋「苗場山頂ヒュッテ」があり、その奥が山頂です。
山頂からは展望はなく、来た道を引き返します。帰りは、湿原と、視界が良ければその向こうに志賀高原や北アルプスの山が見渡せます。池塘に青い空と雲が映ってさざ波で揺れる光景には見とれてしまいます。岩場や木の根は濡れていると滑りやすいので、注意して下山します。
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この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平17総使、第250号) |
執筆者:松尾('07年10月13日登山)
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