槍ヶ岳(上高地〜槍沢登山コース 往復)


穂高連峰側の大喰岳から望む
槍ヶ岳と槍ヶ岳山荘
所在地 松本市安曇
歩行開始地点の上高地(地図)までの所要時間 長野道松本ICから車で約40分・岐阜県高山市から車で約60分、バスかタクシーに乗り換えて約40分
松本駅・高山駅前のバスターミナルからバスで、約1時間40分
最高到達地点の標高 3180m
参考になるWebページ http://www.yarigatake.co.jp/route/route02.html(槍ヶ岳山荘)
現地ライブカメラ http://www.yarigatake.co.jp/livecamera/

槍ヶ岳は、日本第5位の高峰で、日本アルプスのシンボル的存在です。日本のマッターホルンと呼ばれる独特の形で、略して「槍」と呼ばれ、信州のあちこちでその「槍」の穂先が見られます。登山をする人なら槍ヶ岳に登ってみたい、という人も多いでしょう。
槍ヶ岳への登山ルートには、「表銀座」や「裏銀座」と呼ばれる縦走路もありますが、ここでは、上高地を起点に、健脚でコンディションが悪くなければ1泊2日で往復できるルートをご紹介します。上高地からのルートは、岐阜県の新穂高温泉から登る槍ヶ岳への最短ルートより標高差が少なく、また、途中の景観がより素晴らしいです。
槍ヶ岳への登山は、本格的な登山ですが、このコースは、歩行距離が長く標高差が大きいだけで、危険な個所はそれほど多くなく、熟練した登山家でなければ登れないと言うわけではありません。ある程度の体力と登山経験があれば登れますが、十分な装備や準備をして良い条件の時に登ってください。

アクセス

上高地のページをご覧ください。バスやタクシーは、終点の「上高地バスターミナル」で下車します。

コース案内

上高地バスターミナル〜明神〜徳沢〜横尾〜槍沢(4時間半)〜ババ平(30分)


ババ平

上高地バスターミナルから横尾までは、上高地〜徳沢〜涸沢のページをご覧ください。
横尾から横尾橋を渡らず直進し、徐々にきつくなる勾配を登ると、横尾から1時間30分ほどで、槍沢ロッヂのある槍沢に着きます。このコースを余裕を持って2泊3日の行程で行く方は、ここでまず1泊するといいでしょう。槍沢ロッヂには、山小屋では珍しくお風呂もあります。
槍沢から歩を進めると、「ババ平」に出ます。ここは、昔槍沢小屋があった場所で、トイレと水場があり、キャンプ場になっています。

ババ平〜天狗原分岐(1時間半)〜槍ヶ岳山荘(2時間半)(泊)


天狗原の先で見えた、槍ヶ岳と雪渓と
雪解け水に咲くチングルマの花

ババ平から1時間ほど歩いて「大曲」で右に大きくカーブするあたりから、雪渓の中に高山植物が咲くお花畑があります。そして、登りが急になりますが、頑張って歩き、天狗原への分岐を直進し、「グリーンバンド」と呼ばれる美しい氷河の跡に沿って行くと、水場があります。ここから先には水場がなく、槍ヶ岳山荘内の水も雨水なので、貴重な水です。やがて、お花畑の向こうに、目指す槍ヶ岳が見えてきます。
天狗原への分岐から約2時間で、殺生せっしょうヒュッテへの分岐があります。殺生ヒュッテは槍ヶ岳で一番古い古くからある山小屋で、最初は猟師の小屋だったため物騒な名前が付いています。槍ヶ岳山荘には左に折れる方が少し近道で、30分ほど歩くと山荘に到着します。


槍ヶ岳山荘から間近に見える槍ヶ岳

槍ヶ岳山荘は、ピーク時には定員の400人を超える500人もが泊まる大きな山小屋です。ここの主人の穂刈さんは、山小屋のトイレを長年苦労して改善された名高い方で、山荘に4つもあるトイレは、とてもきれいです。山小屋では、使用済みのトイレットペーパーは焼却するので、便器でなく別の容器に捨てるようご注意を。混雑が苦手な人は、殺生ヒュッテの方が空いています。

槍ヶ岳山荘〜槍ヶ岳(30分)〜東鎌尾根〜殺生ヒュッテ(または、+2時間のオプショナルコース:槍ヶ岳山荘〜大喰岳〜中岳〜天狗池)〜天狗原分岐〜槍沢〜上高地バスターミナルへ下山(7時間)


槍ヶ岳中腹から見た槍ヶ岳山荘
と穂高連峰方面

槍ヶ岳山荘を朝出発し、いよいよ槍ヶ岳山頂に登ります。凍っていることもある岩場をよじ登るので、岩に書かれた○や×の印をきちんと探し、行く先の状況を確認しながら、細心の注意を払って歩きます。ルートは、一部、登りと下りに分かれています。
30分ほどで槍ヶ岳の山頂に到着!頂上は30人ぐらいのスペースです。
槍ヶ岳からは、山荘に戻らず、東鎌尾根に下りて殺生ヒュッテを経由して行き来た道に戻れば、道は険しいものの所要時間は同じで、大天井岳側の絶景が見られます。


東鎌尾根から見える絶景

または、槍ヶ岳山荘から、穂高連峰へ縦走するコースをたどり、大喰岳・中岳から、槍ヶ岳が水面に映り込む「逆さ槍」で有名な天狗池を経由するオプショナルコースもあります。
いずれにしても、天狗原分岐からは、元来た道をひたすら戻ります。来たときと逆に、傾斜が最初が急で徐々に緩やかになります。天狗原分岐までの下りは急な上に足場が悪く、滑りやすいので十分ご注意下さい。

槍ヶ岳登山コース地図
この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平17総使、第250号)

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上高地のページをご覧ください。


執筆者:松尾(2008年8月2日登山)

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