大町山岳博物館〜鷹狩山たかがりやま

雪を頂く北アルプス後立山連峰と大町市街・安曇野
北アルプス後立山連峰の眺め
(大町市提供)
所在地 大町市
歩行開始地点(地図)までの所要時間 長野道安曇野IC(旧豊科IC)から約40分または上信越道長野ICから約45分(どちらも「オリンピック道路」経由)
信濃大町駅より徒歩25分またはタクシー5分
最高到達地点の標高 1164m(鷹狩山)
参考になるWebページ http://www.kanko-omachi.gr.jp/mountain/trekking.html(大町市観光協会ページ)
http://www.omachi-sanpaku.com/(大町山岳博物館)
現地ライブカメラ(パノラマ) http://alps-c1.city.omachi.nagano.jp/live/index2.html?Language=1

大町山岳博物館は、北アルプスに近い大町市ならではの博物館です。日本では珍しい山岳資料の博物館で、山が好きな人なら一度は訪れたい所です。
その横から、1時間半ほどで、鷹狩山頂に登れます。鷹狩山の特徴は、何といっても屋上の展望台からの眺望で、北アルプスはもちろん、他の方面もほぼ360度の展望が楽しめます。車で登ることも可能で、キャンプ場もあります。鷹狩山は、信濃大町駅からでも徒歩2時間の手軽なハイキングコースで、地元の小学生も遠足でよく登ります。

鷹狩山頂は、八千穂高原の白樺林車山高原などと共に、「恋人の聖地」の一つに認定されています。

アクセス

車(長野道安曇野ICから)

  • 安曇野IC(旧豊科IC)から直進し、「スイス村」を右手に見ながら道なりに進み、重柳交差点を右折
  • 安曇野アートライン〜北アルプスパノラマロード(県道306号・通称「オリンピック道路」)を高瀬川沿いに北上(川沿いなので信号がほとんどなく、快適に走れる)
  • 国道147号との交差点を右折して、国道を大町市内の方向に走る。
  • 高瀬橋を渡り、右側に昭和電工の工場が見える。やがて「旭町」交差点で国道は左折するが、直進して通称「農免道路」を走る。
  • 1kmほど走り、信号を右折し、「山岳博物館」の標識に従い山側に登る。
  • 山岳博物館前の駐車場(トイレあり)に駐車

車(上信越道長野ICから)

  • 長野ICから白馬長野オリンピック道路県道31号を白馬方面に行き、「ぽかぽかランド美麻」の先の青具交差点を左折
  • 2つ目のトンネルを越えた次の信号を左折
  • 約2km走った所にある信号を左折し、「山岳博物館」の標識に従い山側に登る。
  • 山岳博物館前の駐車場に駐車

電車

信濃大町駅前から右の商店街からに行く道の信号を右に、東の山の方向に少し歩いて左折。数分歩いて信号を右折。山側に約20分車道を登る。

コース案内

山岳博物館

山岳博物館の正面の外観
山岳博物館

大町山岳博物館は、終戦後に開館して以来50年以上の歴史があります。入り口でカモシカの像が迎えてくれます。山好きの人には、昭和20年代の山小屋や、井上靖氏の山岳小説「氷壁」のザイルは興味をそそるでしょう。登山関係の展示品以外にも、北アルプスの自然に関する資料や山岳絵画もたくさん展示されています。2階にはリアルな剥製はくせいの展示があります。また、山好きの人でなくても、天気が良い日なら一見の価値があるのは、3階の展望ラウンジからの北アルプスの大パノラマです。
大町山岳博物館の左には、付属動植物園があり、こちらは入場無料です。動物園では、カモシカなど、山の動物の飼育を行っています。以前は、難しい雷鳥ライチョウの低地飼育も行なっていました。植物園では、「高山植物の女王」コマクサが5〜6月に見られます。
山岳博物館の駐車場の下に、山に関する研究や研修講座などを行っている「山岳総合センター」もあります。連休頃は山岳総合センター前の広場「大町公園」が桜の名所となります。
大町山岳博物館は、2011年公開の、山岳救助隊の漫画を原作にした映画「岳-ガク-」で、「長野県北部警察署」の設定でロケが行われ、館内に、ロケの写真や使われたグッズなどの展示もあります。2014年には全館が改修され、バリアフリーになり、展示内容も、より幅広い客層の方が利用しやすい博物館になりました。

登り口〜乗越峠〜鷹狩山山頂(約1時間30分)

大町市街と北アルプスの山々
夏季の山頂からの展望

山岳博物館の動植物園の左手に県道への入り口があり、そこから登ります。車道を歩くことになりますが、車の通行は少なく、林に囲まれていて快適です。
車道を1時間ほど登ると急勾配となり、何ヶ所か展望が開ける場所があり、鷹狩山の北側に位置する乗越峠のっこしとうげに出ます。「乗越峠」の文字のある道標は見当たりませんが、道が4方向に分岐しています。「展望台」という標識の方向に林道を少し進むと「林間歩道」という表示があり、車道をそれて山道へ入ります。30分ほど歩くと鷹狩山山頂に到着します。頂上には赤い建物の展望台があり、階段を登ると、2階・3階はガラス越しに、4階は屋外から、北アルプス後立山連峰などの大パノラマが楽しめます。
時間のない人・車道を登るのを避けたい人は、乗越峠まで車で登ってそこから林間歩道だけを歩くことも可能です。
また、博物館の手前の南側から鷹狩山の南側に通じる、車道でない登山道もあり、以前はあまり整備されていませんでしたが、今は「たかがり小径」コースとして整備されています。

鷹狩山山頂〜乗越峠(〜霊松寺山、または〜途中分岐〜霊松寺(オプショナルコース、往復約1時間、または1時間半))〜山岳博物館(約1時間)

霊松寺山門とイチョウなどの紅葉
紅葉の霊松寺山門前(大町市提供)

鷹狩山山頂の近くには金毘羅神宮があり、銅製の見事な神馬が飾られています。2014年には「エコーハウスたかがり」というレストランもできました。
帰りは来た道か「たかがり小径」を戻りますが、来た道の途中の乗越峠から北東に見える霊松寺山(1129m)には、乗越峠から30分ほどで歩くことができ、こちらも山頂からの展望は素晴らしいです。
霊松寺山ではなく、乗越峠から、または、林道をより下った所にある分岐から、霊松寺山の中腹にある霊松寺に行くこともできます。鷹狩山や霊松寺山は、古くは山岳信仰が盛んな山だったのでしょう。霊松寺は、秋の紅葉が見事で、山門(県重要文化財)の前にあるイチョウの木は有名です。霊松寺も車で行くこともでき、山門脇で八徳水はっとくすいという湧き水を汲めます。
乗越峠は、江戸時代は善光寺に参詣するルートの一部でした。乗越峠には、源義経の妻静御前が奥州平泉に逃げる時に通ったという伝説もあり、大町市内の牛立山薬師寺には静御前の墓があります(「静御前の墓」は全国に数ヶ所あり、どこが本当か分かりませんが)。

大町山岳博物館〜鷹狩山登山コース地図
この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平17総使、第250号)

近郊のおすすめスポット

※上記リンク先は、大町市観光協会のページです。
この他、針ノ木大雪渓のページもご参照ください。


執筆者:松尾

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