乗鞍高原(休暇村〜一ノ瀬〜善五郎の滝)

清流の中に咲く水芭蕉
清流に咲く水芭蕉(春)
所在地 〒390-1513 松本市安曇
歩行開始地点(地図)までの所要時間 長野道松本ICから車で約60分・岐阜県高山市から車で約80分
松本駅から松本電鉄上高地線とバスで90分
最高地点(休暇村)の標高 1590m
参考になるWebページ http://www.tabinet-jp.com/trek/04norikura.html(たびネット信州)
http://www.norikura.cc/alice/gaido.html(Pensionありす)
http://www.norikura.gr.jp/contents1+index.htm(のりくら観光協会公式サイト)
現地ライブカメラ http://www.hida.jp/(高山市観光情報サイト「乗鞍スカイライン」内)

乗鞍高原は、北アルプス乗鞍岳3026mの東側の裾野に広がる高原です。乗鞍の北側に位置する上高地と違い、高原まではマイカーで入れる上に高低差もあまりなく、小さいお子さんからお年寄りまで運動靴でも歩け、ファミリー向けです。そのため多少観光地っぽい雰囲気もありますが、白樺林・高原植物・清流のせせらぎ・池・滝と、多彩な自然を満喫できます。中でも一ノ瀬園地のミズバショウやレンゲツツジ、高原の紅葉は、乗鞍岳の眺望をバックに、写真家にも人気です。新緑の中に数々の花を見られ、避暑にもなる初夏も最高です。
乗鞍高原の散策コースはたくさんありますが、ここでは、宿泊客でなくても温泉やレストランなどを利用できる「休暇村乗鞍高原」を起点として、牛留池・あざみ池・一ノ瀬園地・善五郎の滝をたどるコースをご紹介しますが、「休暇村」以外を起点としたり、ご紹介するコースの一部だけを歩いたり、いろいろなバリエーションが可能です。各ポイントは近くまで車が入れるので、車・タクシー・夏と紅葉の時期に走る乗鞍高原周遊シャトルバスを利用することもできます。

アクセス

車(長野道松本ICから)

  • 途中まで上高地に行く道と同じ。長野道松本ICより国道158号線を「上高地」方面に入り、道なりにずっと進む。
  • 途中、入山トンネル内の分岐は右方向へ(道なり)
  • 奈川渡ダム・梓川テプコ館を過ぎて3つ目のトンネルの出口すぐの「前川渡」を左折
  • 橋とトンネルを渡り道なりに走り、ペンション街を通り過ぎて数分走ると左手に「休暇村乗鞍高原」と駐車場がある。

車(東海北陸道飛騨清見IC・岐阜県高山市から)

  • 国道158号線を東に進み、安房トンネルを通り、山吹トンネルを過ぎて左折して県道白骨温泉線→ 白骨温泉→上高地・乗鞍スーパー林道(有料)を走る。
  • 上高地・乗鞍スーパー林道の出口を右折して数分走ると左手に「休暇村乗鞍高原」と駐車場がある。

バス

松本駅前バスターミナルより松本電鉄バス乗鞍高原経由白骨温泉行き 「休暇村」下車

コース案内

休暇村裏〜牛留池〜あざみ池(40分)

池とバックの乗鞍岳
牛留池(松本市提供)

「休暇村乗鞍高原」前の駐車場に向かって右に牛留池うしどめいけに通じる道があります。池まではわずか5分で着き、500mの周回コースを針葉樹の大木やTVで有名になった根曲がり松を見ながら右か左に半周すると、池の反対側に小屋があります。そこから、池面に逆さに映る乗鞍岳を撮っている写真マニアの方をしばしば見かけます。
そこから奥に続く「口笛の小道」を30分程下ると、やはり乗鞍岳が美しく見えるもう一つの池、あざみ池に着きます。

あざみ池〜一ノ瀬第2食堂(20分)

水芭蕉と白樺と乗鞍岳
乗鞍岳を背景に水芭蕉の咲く高原(春)

あざみ池から先は、4月中旬〜5月中旬なら雪解けの清流の中に咲く水芭蕉が見られます。また、この一帯は、6月下旬〜7月に、レンゲツツジ・スズラン・クルマユリなどが咲き乱れます。あざみ池から左に折れて「小梨の小径」を歩くと、一ノ瀬園地と呼ばれる一帯です。夏には牛も放牧されています。やがて、高原のソフトクリームが人気の「一ノ瀬第2食堂」が見えて来ます。
一ノ瀬園地にはサイクリング専用の道もあり、レンタサイクルやマウンテンバイクで回るのもいいでしょう。

一ノ瀬第2食堂〜オルガン橋〜善五郎の滝〜休暇村(1時間30分)

小川にかかる橋
小川のせせらぎ(夏)

食堂の横には林道があり、夏と紅葉の時期なら乗鞍高原周遊シャトルバスも停まります。林道でなく、遊歩道「白樺の小道」を、白樺林や小川のせせらぎを楽しみながら歩きましょう。途中「オルガン橋」(オルガンにはあまり似ていませんがどうしてこんな名前が付いているんでしょう?)を渡り、さらに遊歩道を進むと、美しい善五郎の滝に着きます。手前の滝見台に立つと、滝のしぶきで涼しく、背景には乗鞍岳がそびえ、滝に虹がかかった姿を見られる時もあり、最高です。深呼吸して、乾いたのどに自然のうるおいを与えてあげましょう。
滝の手前から、遊歩道づたいに休暇村裏の歩行開始地点に戻れます。

乗鞍高原散策コース地図

畳平〜乗鞍岳山頂登山(オプショナルコース、畳平までバス往復2時間+徒歩往復3時間)

乗鞍岳山頂付近のコロナ観測所のドーム・雲海・残雪の山々
乗鞍岳山頂付近とコロナ観測所
(信州山遊びねっと提供)

休暇村からさらに先に、日本で最も標高の高い所にある道路、乗鞍エコーラインがあり、標高2702mの畳平駐車場まで車で行けます。ただし、三本滝から先は、'04年から自然保護のためマイカー規制が実施されており、シャトルバス(往復2000円)・観光バス・タクシーのいずれかで行くことになります。畳平からは、3026mの乗鞍岳山頂まで、往復わずか3時間程度で登れます。とは言え、天候が急に悪化すると危険なのでそれなりの服装と靴が必要です。山頂登山の備えや脚力がない方は、駐車場の近くのお花畑を散策して楽しむこともできます。
畳平の手前に、8月中旬頃までサマースキーや雪遊びのできる大雪渓もあります。

北アルプス乗鞍岳登山コース地図
これらの地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平17総使、第250号)

冬は...

冬の乗鞍岳と雪景色
クロスカントリーコース
から見る冬の乗鞍岳

乗鞍高原には2つのスキー場があるため、冬でもスタッドレスタイヤやチェーンがあれば通行できます。休暇村にはすぐ横にゲレンデがあり、良質の雪をスキーやスノーボードで楽しめます。スノーシューも休暇村でレンタルでき、牛留池などにスノーシューや長靴で雪上散歩が可能です。クロスカントリー・バックカントリーのコースもあります。
乗鞍岳山頂に向かう乗鞍エコーラインは開通期間が7〜10月だけですが、開通前の5月中旬〜6月は、春スキー・登山客向けの春山バスが位ヶ原まで1日1本運行します。その期間の6月中旬頃までは、道路を歩くと、立山黒部アルペンルートの雪の大谷ウォークのような、5〜10mの雪の壁の間を歩いて体験できます。乗鞍のこの雪の壁は、アルペンルートほど知られていませんが、ずっと安く手軽に珍しい「雪の壁」を体験できるのでお薦めです。

近郊のおすすめスポット

上高地にも近いので、乗鞍高原で1泊すれば2つのスポットをセットで楽しむことも可能です。


執筆者:松尾

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