根子岳ねこだけ

根子岳の絶壁の岩場に咲く黄色い花
根子岳山頂奥の絶壁の岩場に咲く花
所在地 上田市真田(菅平高原)・須坂市の境界
歩行開始地点(地図)までの所要時間 上信越道上田菅平ICからまたは須坂長野東ICから車約30分
上田駅からバスで55分
最高到達地点の標高 2207m
参考になるWebページ http://sugadaira.info/
(菅平高原旅館組合ペンション部)

根子岳ねこだけは、百名山の四阿山あずまやさんの隣にあります。高山植物の花が多く、特に、9月には美しいウメバチソウが咲くので「花の百名山」に挙げられています。そのため、カップルで登る人が目につきます。花が多いので珍しい蝶もたくさん見られます。天気の良い日にハイキング感覚で軽登山するにはぴったりの山です。根子岳の名前は、四阿山と並んで見ると猫の耳のように見えるので「猫岳」と呼ばれたことに由来しています。
ここでは、一番ポピュラーで距離も短い、菅平牧場からのコースを紹介します。ひたすら直線的に登るので、変化には富んでいません。他には、スイスの姉妹都市ダボスと似ているために名付けられた「ダボスの丘」から峰の原高原経由で登るコース、道は険しいが米子大瀑布側から登るコースもあります。四阿山からの縦走コースもあり、四阿山と根子岳を両方、三角形か四角形のコースで登る本格的な登山も可能です。

アクセス

車(上田菅平ICから)

菅平牧場の牛と白樺
菅平牧場
  • ICから国道144号を真田・菅平方面へ
  • 菅平口交差点で国道406号に入る。
  • 突き当たりのT字路を右折、菅平高原観光ホテル前のY字路を菅平高原カントリークラブ方面に入る。
  • 菅平高原カントリーのゴルフ場を左に見ながら少し行くと菅平牧場の料金徴収所があり、私有地なので入場料金200円(小中学生100円)を支払って入る。徴収する人がいない時もある。
  • 左ゴルフ場、右菅平牧場のまっすぐな道を登り、突き当たり左の管理事務所の建物手前に並ぶ駐車場に停める

車(須坂長野東ICから)

  • ICから国道403号で須坂市内方面に4km走る。
  • 横町中央交差点を右折し、国道406号を菅平方面へ南下。途中、仙仁温泉岩の湯が左に見える。
  • 菅平高原観光ホテル前のY字路を菅平高原カントリークラブ方面に入り、上記「(上田菅平ICから)」と同様

※道路でスポーツ選手が大勢で後方に誘導車を付けるなどしてランニングしていることがあるので、運転にご注意下さい。

バス

上田駅から上田バス 真田・菅平高原方面55分「菅平高原ダボス」下車、まっすぐ約1km登ると上記料金徴収所に着く

コース案内

登山道入り口〜ダケカンバ林(約30分)

登山道入り口の標識
登山道入り口

車道が終わるところが登山道入り口で、根子岳には、そのまままっすぐ牧場の中を登ります。登山道入り口を右に行くと四阿山に登れます。右側にトイレの建物がありますが、牧場なのでアブが多いです。
根子岳登山路は一直線で、両側の牧場などと区切られていて迷うところはありません。ところどころ道端に高山植物の花が見え始め、牧場との境目にはワラビが目立ちます。やがて牧場は終わり、クマザサの中の道を進みます。「牧場1.1km・根子岳1.5km」の標識があるので、「もう半分近く来たのか〜」と思いますが、この標識がくせもので、ここから先がまだかなりあります。右側に少し広いスペースがある地点があるので、高原と向かいの山々を一望しながら休憩できます。さらに登るとダケカンバの見事な林になります。

ダケカンバ林〜森林限界(約1時間)

ダケカンバの林の中の登山道
ダケカンバの林の登山道

ダケカンバは、シラカバと似ていて区別しにくいですが、白樺ほど幹がまっすぐでなく、色も薄茶色の木です。
さらに登ると、木々が少なくなって来て、高い樹が育てない森林限界となります。7〜8月頃なら、笹のやぶの中に、根子岳名産のアサマ葡萄(ブルーベリーの野生種)の小さな紫色の実が見つかるかもしれません。地元の人が採取して売るので、採取禁止です。

森林限界〜根子岳山頂(約30分)

一本のクルマユリの咲く登山道
クルマユリの咲く登山道

林の中は日当たりが悪いため、花があまり見られなかったのが、また多く見られるようになります。7月なら、写真のようにうつむき加減に可憐に咲くクルマユリというヤマユリや、雪のように白く咲くミネウスユキソウ(あのエーデルワイスの仲間)、8月なら全国的にも珍しいキキョウの自生、9月は美しいウメバチソウ・マツムシソウ・リンドウなどが見られます。
木々がなくなると、登山路も岩が多くなります。歩きにくくなり、日差しをもろに受けるので、時々振り返って休憩して最高の眺めを楽しみながらゆっくり登りましょう。やがて、ほこらと方位盤のある根子岳山頂に着きます。

根子岳山頂〜下り(約1時間)

山頂付近からの眺望
根子岳山頂手前からの眺望

山頂には、太陽電池で中を通る登山者をカウントするハイテクシステムがあります。視界をさえぎるものはなく、北信五岳や、視界が良ければ北アルプスも見えます。
根子岳山頂から右奥に、四阿山に行く道が続いています、5分ほど歩くと、火口壁があり、大きな岩と絶壁があってこれまでとはまったく趣の違う景色が見られるので、ぜひ足を運んで下さい。
帰りは、「ダボスの丘」に下りるか四阿山に縦走するのでなければ、来た道を戻ります。岩の上は滑りやすいのでご注意を。

菅平高原は

四阿山と根子岳の山麓の広大な高原で、標高1300mで夏も涼しいところです。
スポーツのメッカで、ラグビーを始めとする大学などのクラブの合宿から、プロのトップアスリートまで、多くのスポーツ選手がトレーニングします。アテネ五輪女子マラソン金メダリストの野口みずき選手が毎年走るクロカンコースもあります。パラグライダーもできます。
冬は一大スキーリゾート菅平高原スキー場となります。スイスの世界的スキーリゾート、ダボスに似ているため「日本のダボス」と呼ばれます。

根子岳登山コース地図
この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平17総使、第250号)

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執筆者:松尾

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