
| 所在地 | 塩尻市・辰野町 |
|---|---|
| 歩行開始地点(地図)までの所要時間 | 長野道塩尻ICから車で約20分 小野駅から徒歩約30分 |
| 最高到達地点の標高 | 1305m |
| 参考になるWebページ | http://www8.shinmai.co.jp/yama/guide/00064.html(信濃毎日新聞信州山岳ガイド) |
霧訪山(「きりとうやま」と読み、「きりほうやま」ではありません)の特徴は、山頂からの完璧な360度の眺めです。3つのアルプスもすべて見えます。塩尻市と辰野町の間にあり、東京・名古屋・大阪からのアクセスも便利で、往復2時間以内で気軽に登れるのも魅力です。付近は、日本海側に流れる川と太平洋側に流れる川との分水嶺になっていて、「日本のヘソ」でもあります。
それほど名前は知られていませんが、その分、穴場的存在です。
コースは、アクセス、登山とも簡単な小野からの登山道をご紹介しますが、他に、塩尻駅に近い「山の神自然園」からの登山道もあります。「山の神自然園」からのルートは、山野草の花がよりたくさん見られます。
小野駅から国道153号線を北進し、弥彦神社南から上記と同様に歩く。約30分

いきなり急勾配で、200段以上の階段を登ります。周りは見事なアカマツとカラマツの林で、直射日光を遮ってくれます。霧訪山は松茸が採れるため、入り口から頂上までしつこいほど「入山禁止」の表示があり、登山道の両側にはロープが張り巡らされています。土地の持ち主か入山権を持っている人がいて霧訪山のような山を、信州では「止め山」と呼び、もし少しでも入山して松茸を採ろうとしているところを見つかると数十万円というような高額の罰金を課せられます。所々古くなって登山道に埋もれたりしているビニールヒモのロープはいただけませんが、高値で権利を買って管理している持ち主の立場に立てば仕方がないでしょう。そんなことを考えながら林の中をひたすら歩き、「かっとり城跡」と呼ばれるかつて山城があった所を過ぎると、送電線の鉄塔があります。

鉄塔の付近でようやく少し下界が開けます。中間地点のこのあたりから、勾配も少し楽になります。すこし登ると左側に三角のテントのような作業小屋があります。「避難小屋」と書いてあり、雷の時などは避難に使うのかもしれませんが、松茸の作業や監視などに使うのかもしれません。平坦な道と急な登りを繰り返し、小高い山頂に到達します。

山頂からは、さえぎられるものの全くない360度の眺めです。方位盤も付けられています。槍・穂高・常念岳・白馬などの北アルプス、木曽駒ヶ岳などの中央アルプス、甲斐駒ヶ岳・仙丈岳・北岳・赤石岳などの南アルプスの3つのアルプスがすべて見えます。他にも、八ヶ岳、美ヶ原、霧ヶ峰、北信五岳なども見えます。「日本の中心地 分水嶺」と書かれた標識もあって感動的です。山頂の近くに、美しい貴重な山野草のオキナ草の自生地もあります。
山頂からの帰りは登った道を戻るか、同じ道を戻るのがどうしても嫌な方は、登山記念に鳴らす鐘が付けられている方向に行くと、南側のコースから下れます。登って来た道はよく整備されている上、一本道で、迷うことはありませんが、南側のコースは分岐点もはっきりせず、少々難しい道です。どちらにしても急な下りなので、登る時以上に注意しながら下りてください。
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| この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平17総使、第250号) |
執筆者:松尾('06年3月25日登山)
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