岳沢


2007年時点の岳沢と穂高連峰
所在地 松本市安曇
歩行開始地点(地図)までの所要時間 長野道松本ICから車で約40分・岐阜県高山市から車で約60分、バスかタクシーに乗り換えて約40分
松本駅・高山駅前のバスターミナルからバスで、約1時間40分
最高到達地点の標高 2170m
現地ライブカメラ http://www.yarigatake.co.jp/dakesawa/livecamera.html

岳沢だけさわは、上高地の河童橋などから正面に見える穂高連峰の中腹にある渓谷で、上高地内のハイキングだけでは物足りない方にお薦めの軽登山コースです。穂高連峰への登山基地で、以前は「岳沢ヒュッテ」という山小屋がありましたが、2006年の記録的な豪雪の際雪崩で損壊した後、2010年に槍ヶ岳山荘のご主人が新たに「岳沢小屋」として再建し、現在は、水の補給も無料で行え、登山家たちに重宝されています。
コースは、上高地から見えるカール(氷河期に氷河によってできた渓谷)を直線的に登るため、岩が多く、変化には乏しいですが、途中にある、天然のクーラーの風穴ふうけつが面白いです。

アクセス

上高地のページをご覧ください。バスやタクシーは、終点の「上高地バスターミナル」で下車します。

コース案内

上高地バスターミナル〜登山道分岐〜風穴〜ガレ場(40分)


岳沢への分岐登山口

バスターミナルから河童橋に向かい、観光客でにぎわう河童橋を渡って右奥の方向に明神池方面に歩きます。トイレは岳沢にもありますが、環境保護のため、バスターミナル(有料チップ制)などで済ませておきましょう。15分ほど歩くと、左側に小さな登山口があるのでそこから入ります。最初は木道や石段の整備された道で、やがて、カラマツ林になります。
岳沢のコースには、下から10〜1の数字の書かれたプレートがあり、次のプレートを目標にしながら登ることができます。7のプレートからすぐの所に、風穴があります。風穴は、洞窟の中に夏でも氷が解けずに残っていて天然のクーラーのようになっていて、信じられないぐらい涼しい風が吹き出している場所です。岩を触っても冷たく、休憩するにはぴったりです。
風穴から10分ほどで、ガレ場(登山道の上に岩石がごろごろ積み重なっている場所)があります。

ガレ場〜岳沢(2時間)


ガレ場

岩の上を注意しながら登ります。やがて視界が開け、眼前に穂高連峰が見えます。岳沢まで行く時間がない方は、ここまで登るだけでも穂高連峰の雄大さを味わえます。
ここからが長丁場で、500mほどの標高差を、ほぼ直線的に登ります。周りはいつの間にかダケカンバの多い林に変わっています。道の右側には、ところどころ、ヤマホタルブクロなどの高山植物も咲いています。
だんだん登りが急勾配になり、休憩しながら左を見ると、氷河が作ったカールの見事なまでに美しい斜面が見えます。振り返ると、上高地のバスターミナルや帝国ホテルの赤い屋根がゴマ粒のように見えます。やがて、岳沢小屋の建物の屋根が見え、がぜん元気が出て来ます。

岳沢〜上高地バスターミナルへ下山(2時間20分)


岳沢カールの雪渓

岳沢に到着!向かって右が、井上靖の小説『氷壁』の舞台、前穂高岳への登山道です。重太郎新道と呼ばれる日本アルプス屈指の急斜面で上級者向けコースです。また、左からは西穂高岳方面への登山道です。前穂高岳への登山道の方に少し行くと、7〜8月まで雪渓があります。
下山は、元の道をたどるしかありません。下りは登りより事故が起きやすいので、岩場では特に注意しましょう。

岳沢登山コース地図
この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平17総使、第250号)

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上高地五千尺ロッヂの外観icon

上高地五千尺ロッヂicon
上高地五千尺ロッヂは、河童橋の近く、遊歩道からすぐの位置にあります。静かな木立に囲まれた山小屋風の建物ですが、客室はけっこう綺麗です。ロッジの前に、腰かけて景色を楽しむスペースがあります。

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上高地のページをご覧ください。


執筆者:松尾('07年8月11日登山)

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