浅間山


「赤ゾレの頭」の手前から見た浅間山
所在地 御代田町・軽井沢町・群馬県の境界
歩行開始地点(表コース入り口 地図)までの所要時間 上信越道小諸ICから車約50分
小諸駅からバス50分
最高到達地点の標高 2524m(前掛山)
参考になるWebページ http://www.kanko.komoro.org/taiken/tozan.html(小諸市観光協会)
http://www.webnagano.jp/maekakeyama.htm(信州山遊びネット)
現地ライブカメラ http://www.sakuken-asama.jp/

浅間山は、軽井沢の西にある世界でも有数の活火山です。最近では1972年と2004年に噴火した後、2006年に火山活動が一番弱い「レベル1」になり、火口から500mの、内側の外輪山「前掛山」まで登れるようになりましたが、2015年に火山活動が活発になって「レベル2」に指定され、外側の外輪山「黒斑山くろふやま」までしか登れなくなりました。
火山性の土と岩のため、樹木が少なく、眺望が良い上に、雄大なすそ野と大自然のダイナミズムを実感できる山として人気があります。
浅間山の登山コースは、いくつかありますが、ここでは、規制が緩和されていて山頂に一番近くまで行けるポピュラーな「表コース」をご紹介します。この他に、天狗温泉から登る「火山館コース」もあります。こちらは、黒斑山を経ずに直接前掛山に登る場合は最短コースで、下山後に温泉にも入れます
※黒斑山から先は、本格的な登山に近く、「軽登山」とは言えません。

アクセス

  • 小諸IC北の交差点を右折して「浅間山サンライン」を走る。
  • 松井農園の看板のあるトンネルの手前で「高峰高原」方面に右折して県道131号へ。道はループして山側に登る。
  • カーブの連続の「チェリーパークライン」を30分ほど登ると、峠(車坂峠)に高峰高原ホテルがある。
  • 右側に少し下ると10台ぐらいの駐車スペースと、その先に無料の駐車場もある。

バス

しなの鉄道小諸駅から、千曲バス高峰高原行きで「高峰高原ホテル前」下車

コース案内

登山口〜トーミの頭〜黒斑山(約2時間)


登山道入り口のスペース

高峰高原ホテルの前に「自然観察センター」があり、そこに浅間山の登山マップが置いてあります。その向かいが登山口です。浅間山登山の特徴は、コースに、山小屋も水場もトイレもないことです。済ませてから出発しましょう。
まず、整備された道を登ります。シラビソの多い林を一時間半ほど登ると、赤さびた避難用のシェルターがあり、その先が「赤ゾレの頭」と呼ばれる場所で、眼前に浅間山の勇姿が見えます。赤ゾレの頭から左に折れると10分ほどで、岩場の「トーミの頭」になります。岩の上に腰を下ろすと最高の気分です。トーミの頭から30分で浅間山の外輪山の最高峰「黒斑山」に着きます。

黒斑山〜Jバンド(約1時間)


浅間山と外輪山の火口壁

浅間山が噴火レベル2の時は黒斑山までしか登れず、今も黒斑山で引き返す人が多いです。黒斑山からの浅間山の眺めも素晴らしいのですが、ここからの、外輪山の稜線に沿って歩くコースが、浅間山登山で一番醍醐味があります。
小休止を終えて歩いて行くと、気持ちのいい林間コースになります。やがて、視界が開けると、左の写真のように、右側に浅間山、左側に見事な弧を描く外輪山の火口壁が見えます。赤茶けた火山性の土の上を歩くコースです。
黒斑山から2つのピークを登り下りしてから、最北のピークの「鋸岳」手前で、表示に従って、右側に、「Jバンド」を下ります。岩場が'J'の形をしているため、そう呼ばれています。滑りやすい細い急な斜面で、転落しないよう気を付けます。また、道もわかりにくいので要注意です。

Jバンド〜前掛山(約1時間半)


前掛山への登山コース

Jバンドを下り、外輪山の内側を30分ほど歩くと、林に入り、分岐を左にたどります。「賽の河原」と呼ばれる地域です。ここからはひたすら内輪山を登ります。現在は、火山性ガスの危険があるので、噴火口から500m以内は立ち入り禁止です。火口を右側に迂回して、写真(登山客が、蟻のように小さく見えます)のように、内側の第2外輪山の前掛山を目指すのが普通が、コンディションがよく、向かい風でなければ、自己責任で火口まで登る人もいます。
浅間山火口の手前の、前掛山に迂回する箇所にはシェルターがあり、太い鉄板が見事に陥没していて、噴火の恐ろしさを実感します。

前掛山〜草すべり〜トーミの頭〜中コース〜登山口へ下山(約2時間半)


浅間山噴火口

山頂の火口からは、噴火「レベル1」の今ももうもうと煙と水蒸気が涌き出しています。下山は、さっきの「賽の河原」の分岐点まで下りて、そのまままっすぐ行くと、「火山館コース」と、元来た「表コース」への分岐に来ます。「表コース」から戻る場合は、右に曲がって「草すべり」という場所を登るのですが、往路のJバンドを経由せず短いコースで「トーミの頭」に登るので、途中からかなりきつい急登です。
ただ、この辺りは、山野草の宝庫で、可憐に咲く花に救われる思いです。「トーミの頭」に登ったら、後は楽な下りです。途中、「表コース」と「中コース」に分岐します。「中コース」は、眺望はまったくないですが、「表コース」より少し短い時間で、登山口に戻れます。

浅間山登山コース地図
この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平17総使、第250号)

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執筆者:松尾('07年7月28日登山)

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