赤岳(八ヶ岳の主峰)


赤岳(左)と阿弥陀岳(右)の山頂
所在地 茅野市(山頂は南牧村・富士見町・山梨県北杜市との境界)
歩行開始地点(八ヶ岳山荘前登山道入り口 地図)までの所要時間 中央道諏訪南ICから車15分または諏訪ICから20分
茅野駅からバス40分
最高到達地点の標高 2899m
現地ライブカメラ http://www.lcv.jp/area/enjoy/y_mountain/index.html

赤岳は、八ヶ岳連峰の8つかそれ以上あると言われる山頂の内の最高峰です。その名の通り、赤っぽい色の山肌で、山容も美しいです。赤岳への登山は、百名山でもある八ヶ岳の最高峰であることと、首都圏から近いし交通の便も良く、高山植物も豊富なため、八ヶ岳の中でも特に人気があります。

赤岳には東西南北から登れますが、日帰り可能で一番ポピュラーなのが、美濃戸口からの登山ルートです。
ここでは、「南沢コース」から登るルートをご紹介します。帰りは、そのまま来た道を下れば時間がかかりませんが、少し回り道して「北沢コース」を戻ってみましょう。
また、そのまま横岳・硫黄岳に縦走してから登山口に戻ることもできます。そうすれば、八ヶ岳の3つのピークを踏破することができるので、人気があるトレッキングコースです。一泊するか、条件が良く健脚なら早朝に登り始めれば何とか日帰りも不可能ではありません。

ただし、赤岳への登山だけでも、頂上に近づくにつれ岩場で傾斜がかなり急で、体力と経験がいりますし、横岳周辺は少々危険度の高い岩場が多いので、無理しないようにしてください。

赤岳は、冬に装備をして登る熟練者もけっこういて、登り口の「八ヶ岳山荘」は冬でも営業しています。

アクセス

車(中央道諏訪南ICから)

  • ICから左折して県道425号に入り、そのまま「八ヶ岳ズームライン」を走る。広い畑の中の見晴らし抜群の軽快な直線道路で、これから登る八ヶ岳が正面に見える。
  • 突き当たりを左折して「八ヶ岳鉢巻道路」を走る。原村のペンション街の中を走り、Y字路を案内板を見て右へ。
  • 右側に見えてくる八ヶ岳山荘の奥の駐車場か、満車なら手前の広い蓼科観光駐車場(どちらも1日500円)に駐車
  • ※車高の高い4WDの車なら、ダートででこぼこの林道を走って「赤岳山荘」か「やまのこ山荘」の駐車場(1日1000円。登山シーズンは満車のことがしばしば)まで行けば、歩行時間を往復1時間半ほど短縮できます。

車(中央道諏訪ICから)

  • ICを左折し、国道20号の新井交差点を左折してビーナスラインを上がってから、県道17号を南下。「中央高原入口」を左折(八ヶ岳自然文化園へのアクセス参照)
  • 左側に八ヶ岳温泉もみの湯・樅の木荘がある道を東進、八ヶ岳美術館・原村歴史民俗資料館のある突き当たりを左折して八ヶ岳鉢巻道路に入った後は、上記「諏訪南ICから」と同様

バス

茅野駅から諏訪バス美濃戸口行き40分終点下車

コース案内

美濃戸口(八ヶ岳山荘前)登山道入り口〜赤岳行者小屋(約3時間)


登山道入り口

八ヶ岳山荘の向かいの林道が赤岳や硫黄岳への登山道の入り口です。少し登った後比較的平坦な道を50分ほど歩くと、林道の終点に、3軒の山小屋が順番に並んでいます。
一番奥の「美濃戸山荘」の車止めがある分岐点から、右の「南沢コース」をたどります。

林間で川の音を聞きながらのゆるやかな登山道を登ると、2時間ほどで、古い山小屋の風情がたっぷりの「赤岳行者小屋」に到着します。小屋の前は広く、テーブルで休憩できます。

赤岳行者小屋〜赤岳山頂(約1時間半)


赤岳行者小屋

この先は水場がないので、赤岳行者小屋で水分補充を行い、トイレにも行っておきます。
行者小屋を出てすぐ、阿弥陀岳との分岐を過ぎると、本格的な「山登り」が待っています。「文三郎道ぶんさぶろうどう」と言う名前の、長い急な登りです。長い長い階段、クサリ場、最後は追い打ちをかけるような急な岩登りが待っています。
何度も休憩しながら登り切ると、ついに赤岳山頂に到着です!

赤岳山頂〜赤岳展望荘〜地蔵の頭(25分)


赤岳山頂

しんどい思いをした後の頂上は格別です。眺望も抜群で、天気がよいと富士山も見えます。この頂上は「南峰」で、すぐ隣に「赤岳頂上小屋」のある「北峰」があります。
八ヶ岳の登山は、美しい稜線の縦走に魅力があり、また、高山植物のお花畑もあるので、北峰からさらに北に向かってクサリ場を下ります。

7〜8月にかけて、コマクサや、八ヶ岳固有の黄色いスミレ「ヤツガタケスミレ」など、いろいろな可愛い高山植物の花も見られるのでゆっくり歩きましょう。
20分ほどで「赤岳展望荘」があり、さらに少し行くと、文字通りお地蔵さんがいる「地蔵の頭」の分岐に着きます。

地蔵の頭〜行者小屋〜赤岳鉱泉(またはオプショナルコース 地蔵の頭〜横岳〜硫黄岳〜赤岳鉱泉 +約5時間)〜北沢コース〜美濃戸口(約4時間)


赤岳の特徴の急で赤い色の岩場

地蔵の頭から、また急な下りの「地蔵尾根」を慎重に下ります(横岳や硫黄岳まで行く場合は、そのまま縦走します)。
岩だらけの世界から、シラビソの林間のコースになり、赤岳行者小屋に戻ります。
帰りを急ぐ場合は、素直に来た「南沢コース」を下るのが速いですが、少し回り道する時間があれば、「赤岳鉱泉」への道を20分ほど歩きます。

赤岳鉱泉も、何と通年営業している山小屋です。ここからは、「北沢コース」で、やっとゆるやかな下りです。「北沢」の名の通り、沢づたいの道で、橋を渡ったり沢の音を楽しみながら歩くと、美濃戸山荘に付き、元来た林道を美濃戸口に戻れます。お疲れさまでした!

赤岳(八ヶ岳 主峰)登山コース地図
この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平17総使、第250号)

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この他、阿弥陀岳や縞枯山などにも登れます。

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執筆者:松尾

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